大人気海外ドラマSATCに原作本が存在することをご存じでしょうか。原作者はキャンディス・ブシュネルという女性で、新聞のコラムとして掲載されていたものを『セックスとニューヨーク』というタイトルで書籍化されたものがSATCの原作です。この記事では原作の内容と原作者キャンディス・ブシュネルについて紹介します。

『セックスとニューヨーク』読みました!

管理人サン、
本ニ夢中ニナリスギテ 晩御飯ヲ作ルノ
忘レテタ日 アリマシタヨネ…
SATC原作『セックスとニューヨーク』とは
ニューヨークで日曜日発行の新聞『ニューヨーク・ザ・オブザーヴァー』に掲載されたノンフィクションのコラムを集めて書籍化したものです。

『ニューヨーク・ザ・オブザーヴァー』 ハ
アメリカ合衆国デ 発行サレテイタ 週刊ノ新聞デス
印刷版ハ 2016年ニ 廃止サレテイマス
私の手元にある翻訳された文庫本は、2000年12月に早川書房より発行されています。
25話構成であとがきまで含めると383ページ。
ニューヨークという大都会に暮らす独身男女の生活と関係をユーモラスに大胆に語られています。取材した内容な実体験をコラム風に書かれていますが、読んでいくうちに小説を読んでいるように引き込まれていきます。
内容は、お酒が入っていい感じになった時、仲の良い友達と話すきわどい内緒話といった感じです。
キャリアを積んだ大人の独身女性のセックスライフやニューヨークで生活する人(主にセレブ)がどのように暮らしているのか、そして男女の暗黙のルールのようなものがわかります。
こんなに赤裸々な会話を知ってしまっていいのか、ニューヨークの人は本当にこんな生活をしているのか、驚きと発見と好奇心を刺激される内容です。
華やかで楽しそうに見える人たちのようですが、そうではない部分も垣間見ることができ、建前だけではないニューヨーカーを知ることができます。


SATCの原作が新聞のコラム記事だったなんて、
驚きです!
原作者キャンディス・ブシュネルってどんな人?
【経歴】
・1959年コネティカット州グラストンベリー生まれ
・ヒューストンのライス・ユニヴァーシティを卒業
・ニューヨークに始めて滞在したのは大学時代
・1994年~ 2年間『ニューヨーク・ザ・オブザーヴァー』 に『Sex and the City』というタイトルでコラムを掲載

当時の同僚が
「キャリーとキャンディスはそっくり」だと言ってたらしいよ。

キャンディス・ブシュネル サン モ
「マノロ・ブラニク」ノ 靴ガ オ気ニ入リ デス
彼女の名前を検索してすぐにわかったことは、女優さんのようなゴージャスで美しい方であることは間違いない、ということ。
作家でフリージャーナリストでテレビプロデューサーの肩書を持つキャンディス・ブシュネルは、まさにリアルにSATCを生きている人と言えるでしょう。
原作のなかのキャリーたち
原作『セックスとニューヨーク』のなかでは、ドラマSATCのメンバーたちはどのように描かれているのか、紹介します。
たくさんの登場人物がでてくるのですが、キャリーとミスタービックの関係はドラマSATCそのもののように感じました。
原作にでてくるキャリーは34歳ジャーナリスト、恋愛至上主義者。
キャリーは
ウエーブのかかった黒髪で32歳、ケーブルテレビの重役のミランダ
38歳で広告会社を経営しているサラ
34歳、既婚者で投資銀行員のベル
以上の3人と主に遊んでいます。
サマンサはキャリーの親友、40代映画製作者として登場します。

ドラマで見たエピソードがチラホラでてくるので
興奮しました!
まとめ
SATCの原作本、キャンディス・ブシュネルの『セックスとニューヨーク』について紹介しました。
最初はSATC臭がほとんどなく、ニューヨーカーたちのきわどい話を聞かされているような気分だったのですが、読み進めるにつれSATCを見ているときの気分が蘇ることも。
登場人物が多く、すべてを解読することはできませんでしたが、大都会のニューヨークでも、私が住んでいる日本の片田舎でも、独身男女に共通する、なんとなく寂しい思いのような部分もあり(全く異世界な出来事が多かったのですが…)、のめり込んで読み終えました。
テレビドラマのなかのSATCのような華やかな世界、というより、ニューヨーカーの独身男女のルールや、キャリアを積むためにやってきたばかりの若い世代が通るツライ通過儀礼のようなもの、華やかさよりもニューヨークの決まり事といった面白い世界を覗き見ることができました。
現在制作中のSATC続編『And Just Like That』の原作になるのでしょうか、大和書房から出版されているキャンディス・ブシュネル著『25年後のセックス・アンド・ザ・シティ』は、ジェーン・スーさんが序文で絶賛されていたので、絶対読む!と決めています。

『 25年後のセックス・アンド・ザ・シティ』
読んだら紹介しますね。

ジェーン・スー サン 大好キデス
原作の紹介、いかがでしたでしょうか。詳しく語れないのが残念ですが、SATCを別角度から見ることができ、またSATCマニアに近づいた…と私は思っています。そして本と照らし合わせて、またドラマを見たくなりました。
原作は、NYの実際にあるレストランやバーの名前や地名がでてきます。詳しい描写が少ないので実際に知らないと雰囲気も伝わりにくいように思いました。想像でもいいのかもしれませんが、より理解する為には、ネット検索が必須です。
一方、ドラマは映像で雰囲気が把握できることに加え、ファッションや小物、住んでいる部屋などで登場人物のキャラをわかりやすく表現しているので、頑張らずに楽しめる、というメリットがあります。
こんなにワクワク、楽しくさせてくれるSATCも原作も最高です!
原作もドラマも映画もそれぞれの楽しみ方があるSATC、いろんな楽しみ方のあるSATCの世界を、ぜひ体感してみてください!
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