赤ジューン(エリザベス・モス)は、理不尽な世界に立ち向かいながら、仲間を守り、希望の炎を消さずに歩み続けてきました。
何度も打ちのめされ、それでも立ち上がる彼女の姿は、私たちの心の奥に静かに火を灯します。
そして2025年8月8日(金)――ついに物語は最終章・シーズン6、日本配信が開始。
『ハンドメイズテイル/侍女の物語』シーズン6配信はHuluで、字幕版・吹き替え版ともに独占・見放題配信が同時スタート。初回は第1話と第2話が一挙配信され、物語はいきなり大きく動き出します。
制作陣によれば、今シーズンには“再会”や“別れ”など、感情を揺さぶる瞬間が数多く盛り込まれているとのこと。最後まで息をのむ展開から目が離せません。

ようやくファイナルシーズン!見るならHulu一択です!
『ハンドメイズテイル/侍女の物語』シーズン6はどこで見れる?配信スケジュールは?
最終章となるシーズン6は、Hulu独占で配信中です。
しかも、字幕版と吹き替え版が同時に見放題なので、自分の好きなスタイルで視聴できます。
過去シーズン(1〜5)も全話配信されているので、「最終章の前に振り返りたい!」という方にもぴったりです。
配信スケジュール(字幕・吹き替え同時配信)
配信日 | エピソード |
---|---|
8月8日(金) | 第1話「列車」 第2話「流浪」 |
8月15日(金) | 第3話 |
8月22日(金) | 第4話 |
8月29日(金) | 第5話 |
9月5日(金) | 第6話 |
9月12日(金) | 第7話 |
9月19日(金) | 第8話 |
9月26日(金) | 第9話 |
10月3日(金) | 第10話(最終話) |
初回は第1話と第2話が同時配信され、そこから毎週金曜日に1話ずつ新エピソードが追加されます。
一気見派は最終話配信後にまとめて見るのもアリですが、毎週の配信を待ちながら展開を想像する時間も、このドラマの楽しみのひとつです。

ネタバレの心配もないので、私は配信されたらすぐ見たい派です。
『ハンドメイズテイル/侍女の物語』簡単あらすじ(ネタバレなし)
この作品は、マーガレット・アトウッドの傑作小説を原作とした、ディストピアSFドラマです。
舞台は、キリスト教原理主義を掲げる全体主義国家「ギレアド共和国」。
環境汚染により出生率が激減したこの国では、子どもを産む能力のある女性たちは「侍女」として、特権階級の家庭に送られ、子を産むことを強制されます。
主人公ジューンは、ギレアド建国前は幸せな家庭を築いていましたが、ある日突然、自由を奪われ、侍女「オブフレッド」として過酷な運命を強いられます。
彼女は、理不尽な社会のルールに抗いながら、いつか娘と再会することを夢見て、生きるための希望を失いません。
絶望的な世界で、たった一人の女性がどうやって戦っていくか、その衝撃的な展開と人間ドラマから目が離せません。
すべてのシーズンを通して描かれる、希望と絶望、そして人間の強さが堪能できる作品です。
『ハンドメイズテイル/侍女の物語』シーズン5までのあらすじ(おさらい)
シーズン5では、主人公のジューンと、ギレアドの創設者の一人であるセリーナの立場が大きく変わっていきます。
- ジューンとセリーナの新たな人生: シーズン4でついにギレアドを脱出したジューンは、カナダで新たな生活を始めます。しかし、過去の出来事が彼女の心に深く影を落とし、新たな困難に直面することになります。一方、夫を失ったセリーナも、自身の信念と現実のギャップに苦しむことになります。
- ハンナ救出への挑戦: ギレアドに残された娘ハンナを救い出すため、ジューンと夫のルークはあらゆる手段を講じます。しかし、ギレアドの冷酷な壁は高く、二人は何度も絶望的な状況に追い込まれます。
- ギレアドの変化の兆し: ギレアド内部では、ローレンス司令官が「ニュー・ベツレヘム」という独自の改革を進めようとします。ギレアド社会の未来を巡る思惑が交錯し、この国の行く末に不穏な空気が漂います。
- ジューンとセリーナの再会: シーズン5の最後、それぞれの道を歩んできたジューンとセリーナは、思わぬ場所で再び対峙することになります。
『ハンドメイズテイル/侍女の物語』シーズン6の見どころ
シーズン6は、長きにわたる物語の集大成となる、待望の最終章です。
- ジューンとギレアドの最後の戦い: これまでのシーズンで苦難を乗り越えてきたジューンが、ギレアドとの最後の戦いに挑みます。希望を求めて戦い続ける彼女の姿が、ついにどのような結末を迎えるのか、その行方から目が離せません。
- 登場人物たちの運命: ローレンス司令官、リディアおば、そしてジューンへの想いを捨てきれないニックなど、物語を彩ってきた登場人物たちの運命も大きな見どころとなります。彼らが作り出した、あるいは抗ってきたギレアドという社会が、どのような結末を迎えるのか、すべての答えが明かされます。
最終シーズンは、これまでの物語で描かれてきた全ての出来事が収束し、衝撃的な結末を迎えることになります。ジューンが最後に何を選択するのか、そしてギレアドという世界はどうなるのか、ぜひ最後まで見届けてください。
レビュー&評価まとめ|『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』の海外評価は?

「衝撃的すぎる…」と話題になったこのドラマ、海外ではどう受け止められているのでしょう?調べてみたら、やっぱりすごい評価でした。
海外レビューサイトの評価
サイト名 | 評価スコア(全体) | 備考 |
---|---|---|
Rotten Tomatoes | 平均94%(シーズン1)〜82%(最新シーズン) | 「衝撃的で心を揺さぶる」「演技と世界観が圧倒的」と絶賛の声多数 |
Metacritic | 92(シーズン1) | 批評家から「時代の象徴的ドラマ」と高評価 |
IMDb | 8.4 / 10 | ユーザーからも「見ていて苦しいが、目を離せない」との声が多い |
評価のポイントは?
息をのむ世界観と映像美
赤い服の侍女たちが歩く姿は、アートのように美しく、同時に恐怖を感じさせます。映像と色彩の使い方が高く評価されています。
エリザベス・モスの圧倒的な演技
主演エリザベス・モスの表情や視線だけで感情を伝える演技は、海外メディアからも「キャリア最高のパフォーマンス」と絶賛されました。
社会的テーマの力強さ
女性の権利、抑圧、自由への渇望など、現代社会にも響くテーマが巧みに描かれており、単なるフィクション以上のメッセージ性を持っています。

見ていて胸が苦しくなるけど、その分、自分の中の“何か”が確実に揺さぶられる。
ドラマでここまで心を掴まれるのは、そう多くないです。
『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』キャスト&登場人物紹介
『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』の主な登場人物とキャストをまとめました。
登場人物 | キャスト | 役どころ |
---|---|---|
ジューン・オズボーン / オブフレッド | エリザベス・モス | 本作の主人公。反体制の心を胸に秘めながら侍女として過酷な日々を送る。奪われた娘と再会するため、あらゆる手段で抗い続ける。 |
セリーナ・ジョイ・ウォーターフォード | イヴォンヌ・ストラホフスキー | 権力者フレッドの妻。かつては女性の役割を制限する思想を支持していたが、物語が進むにつれ複雑な感情を抱くようになる。 |
フレッド・ウォーターフォード | ジョセフ・ファインズ | ギレアド政権の高官。侍女制度を推進する立場で、ジューンの人生を翻弄する存在。 |
モイラ・ストランド | サミラ・ワイリー | ジューンの親友で自由を愛する女性。侍女としての生活から逃げ出し、反体制の象徴的存在に。 |
ルーク・バンクール | O.T. ファグベンル | ジューンの夫。ギレアドの外で娘ハンナを救うため行動を続ける。 |
アント・リディア | アン・ダウド | 侍女たちを教育・管理する教官。厳格かつ冷酷に見えるが、複雑な信念と感情を持つ。 |
ニック・ブレイン | マックス・ミンゲラ | フレッド家の運転手。実は地下抵抗組織「メイデイ」の一員で、ジューンにとって特別な存在となる。 |
キャラクターの魅力と人間関係
- ジューンとセリーナの関係性
敵対しながらも、時に共通の目的で協力するという緊張感ある関係が見どころ。 - 愛と裏切りが交錯するロマンス
ニックとの絆や夫ルークへの想いが、ジューンの行動の原動力になっている。 - 女性同士の連帯と葛藤
モイラや他の侍女たちとの関係から、「生き延びるための選択」がリアルに描かれる。

個人的には、セリーナの心の揺れ動きが毎シーズン鳥肌モノ…。
最初は嫌いだったのに、気づいたら目が離せなくなっていました。
『ハンドメイズ・テイル』衣装と色に込められた意味
ドラマを見ていると、登場人物の衣装や色使いがすごく印象に残りますよね。
この作品では衣装は単なる服装ではなく、その人の役割や身分、権力関係を示す“言葉”のようなものなんです。
赤 ― 侍女(ハンドメイド)
主人公たち侍女が身にまとう、鮮やかな赤いローブと白いボンネット(ウイング)が特徴的。
- 意味:赤は血や生殖力、豊穣を象徴しています。
- また視覚的に目立つ色で、逃げることを難しくし、彼女たちの“産む者”としての役割を強調しています。
- 白いボンネットは視界を狭め、周囲との交流を制限することで、侍女たちの孤立感や支配を表現。

美しい赤だけど、意味を知ると恐ろしさが増します
青(ティール寄り) ― ワイフ(妻)
コマンダーの妻たちは、深い青やティールがかった青のドレスを身に着けています。
- 意味:伝統や家庭、純潔を象徴し、聖母マリアをイメージさせる色合いです。
- 上流階級の立場を示しつつ、抑圧された彼女たちの複雑な感情も映し出します。
緑 ― マーサ(家事担当)
マーサは家事や料理を担当する女性たち。緑がかった地味な色の服を着ています。
- 意味:自然や労働を象徴し、彼女たちの“縁の下の力持ち”的な役割を表しています。
- 地味な色合いは目立たず、控えめな立場を示すものでもあります。
茶色・オリーブ ― アント(叔母)
“アント”と呼ばれる女性指導者たちは、軍隊の制服のような茶色やオリーブ色の衣装を着用。
- 意味:規律や権威を表し、ギレアドの価値観を教え込む役割を持つことを示しています。
- 冷徹で厳しい存在感が漂います。
黒 ― コマンダー(男性支配層)
男性支配者層は黒や濃い色のスーツを着ることが多く、権力や公式の象徴とされています。
色の使い分けがもつ意味
ギレアドでは色は「この人は誰で何の役割か」を一目でわかる、厳しい身分制度の“ルール”そのもの。
この視覚的区別は反抗や自由を奪い、階級を固定する支配の道具として機能しているんです。
見る側も色を通して物語の緊張感や人間関係を瞬時に理解できる仕組みになっています。

この細やかな色分け、実は撮影チームが原作のイメージを尊重しつつ、ドラマならではの映像美を追求して決めたそうですよ。
こんな風に衣装の色には一つ一つ意味があるから、『ハンドメイズテイル』の世界観に引き込まれるんですね。
これから観る方は、ぜひ色にも注目してみてくださいね!
原作『侍女の物語』とドラマ版の違い比較
『ハンドメイズテイル』は、マーガレット・アトウッドの1985年の小説が原作ですが、ドラマ版はそこからさらに進化し、現代の視点や物語を深めています。
違い① 時代設定と世界観の広がり
- 原作は1980年代に書かれた作品で、物語は比較的コンパクトにギレアド共和国の暗い日常に焦点を当てています。
- ドラマ版はシーズンを重ねるごとに舞台が広がり、ギレアドの外の世界や抵抗運動の動きなど、多角的に描かれています。
これにより「逃亡劇」や「政治的駆け引き」などサスペンス要素も強化されています。
違い① 登場人物の深掘りと追加
- 原作では主人公オフレッドの視点中心でしたが、ドラマ版は多くのキャラクターに焦点を当て、彼女たちの過去や内面が丁寧に描かれています。
- 特にドラマ版では、侍女以外の女性たちの葛藤や複雑な人間関係がリアルに表現され、より感情移入しやすくなっています。
違い③ テーマの拡張
- 原作は抑圧と自由の闘いを通じて女性の権利問題に強くフォーカスしていますが、ドラマ版は性別の問題だけでなく、政治的抑圧や宗教的ファンダメンタリズム、移民問題、LGBTQ+の問題など、現代社会の複数のテーマも扱っています。
違い④ 結末の違い
- 原作は終わり方がやや曖昧で、読者の想像に委ねられる部分が多いです。
- ドラマ版はシーズンを重ねるうちに独自のストーリー展開を見せ、結末も視聴者にカタルシスを与える作りになっています。

原作ファンもドラマファンも、それぞれの楽しみ方ができるのがこの作品の魅力ですね!
まとめ:『ハンドメイズ・テイル』は見る価値あり!
『ハンドメイズ・テイル』は、衣装や色使いひとつとっても意味深く、緊張感あふれる世界観を作り上げています。
原作の持つメッセージを尊重しつつ、ドラマ版ならではのリアルな人物描写や多様な社会問題への視点が加わり、ただのディストピアドラマではない深みがあります。
女性目線で見ると、「抑圧された中で強く生きる女性たちの姿」が胸を打ち、共感と勇気を与えてくれるはず。
今の社会情勢を反映しながらも、時代を超えて語り継がれるテーマを含むこの作品は、必ずやあなたの心にも響くことでしょう。
このドラマが見れるのはHuluです。Hulu独占配信なので、他サブスクで見放題で視聴することはできません。
登録すればすぐ見れるので、気になる方はこの機会にぜひ視聴してみてください!
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